発達支援 叢書6
待望の新刊
豊富な知識と経験が物語る待望の一冊!
ことばの療育は日々の積み重ね・・・
基礎をしっかり学んで、明日から障害児・者のことばの療育に挑戦し続ける。
のびゆく話しことばを願って
-ことばの支援の基礎知識と実践への手引きー
目次
第1部 発達を考えよう
第1章 発達の全体性と諸領域相互関連性
1
全体性と諸領域相互関連性
諸領域と個人内プロフィール
発達諸領域の相互関連性
支援する側の責任
脳学にみる諸領域の関連性
机上課題の遂行にみる諸領域の関連性①
机上課題の遂行にみる諸領域の関連性②
第2章 ことばの発達のとらえ方
その1 ことばの発達のとらえ方は多様です
幼稚園・保育所の「言葉」
ことばの「理解・受容・受信」と「産生・表出・発信」
「産生」に対する「理解」の先行
「理解」と「産生」の観察ポイント
言語性能力と動作性能力
その2 ことばと認知と情動と
その3 ことばとコミュニケーション
コミュニケーションの方法(モード)
発達初期のコミュニケーションモード
要求すること・述べること(要求・叙述)
未知の言語圏に飛び込んだら
第3章 ことばの発達の段階
その1 ことばの発達の段階
就学前と就学後
その2 幼児期まで
0歳代
1歳後半頃まで
幼児期前半
その3 幼児期後半から就学まで
談話
会話と語用論的知識
ことばの音で遊ぶ、ことばで遊ぶ
プレリテラシー
第4章 話しことばの理解・産生のメカニズム
その1 スピーチチェーン
その2 発声発語
超分節的特徴と分節的特徴
発声発語器官
呼気と喉頭原音
声道
鼻咽腔閉鎖
日本語の音
構音(母音:声道の形の変化と共鳴)
構音(子音:声帯振動の有無とジャストタイミングな呼気の流れの妨害)
その3 話しことばの理解・産生の生後1年間の発達
話しことばの理解の発達
話しことばの産生の発達
その4 構音の発達
第2部 子どものことばの障害を学ぼう
第1章 問題のとらえ方
その1 2側面からの把握
言語発達の段階
要因・背景
その2 要因・背景に関する様々な専門用語
医学的診断名
発達障害
学習障害
特異的言語発達遅滞・障害
学童期
第2章 ことばの音の産生と聴覚印象に関わる問題
その1 ことばの音の産生
その2 聴こえの障害による理解と発話の問題
その3 構音障害
構音障害
器質性構音障害・運動障害性構音障害
機能性構音障害
機能性構音障害の指導
その4 音声産生のいろいろ
発語/会話明瞭度
語音や音声パターンの歪み
聞き手の反応
第3章 問題のとらえ方から実践にむけて
第3部 実践の方法とコツ
第1章 はじめの一歩
観察する・計画する・実行する
方法の選択
目標は具体的に
実践における観察の視点
第2章 言語発達の段階にアプローチ
その1 話しことばが出始める前後とその後
話しことばが出始める頃まで(① 生活と活動の中で)
話しことばが出始める頃まで(② 着席による課題遂行の中で)
話しことばが出始める前後、出始めて後
その2 話しことばの展開
スクリプト
話す・聞く・語る・読む・書く
教材活用の意義
ルーティン
視覚的手がかりの利用
第3章 音声産生面にアプローチ
構音発達と構音障害
ことばの発達が遅れた子どもの未熟な構音
話しことばの聴覚印象
姿勢・呼吸
母音・両唇音
口遊び 他
第4章 支援アラカルト
その1 食事の時間に
楽しく食べて飲んで、コミュニケーションはスパイス
食事は子どもの全身全智の総動員
その2 困ったな、の場面で
感覚処理の問題
拒否と抵抗
困った行動・問題行動
さりげなく、そして、決然と子どもと向き合いましょう
その3 時間的・空間的・対人関係的見通しが持てるような環境調整を
時間的・空間的・対人関係的見通しを
補助刺激(視覚等、他感覚手がかり)の活用と留意点
その4 やり取りの展開