時間的に経過する文、語の系列を＜目に見える形＞することにより、語そのものに注意を向けさせ、
２語文の発語を促し語の＜イメージや文法を体得＞させることが出来ます。
学習の進め方
図の中心には＜動作や様子を示す絵＞があり、その下
に文の単語の数だけマス目があり、語順にしたがって絵
単語が描かれています。このマス目が文章であり、児童
は左方から単語と助詞を入れながら、次々と文を作成し
ていきます。最後の動詞の部分が空白にしてあるのは、名詞に比べて理解しにくい動詞に注意を向けさせて、より理解を促し、イメージ化を進めるためです。
日本語のアクセントは抑揚アクセントであり、語の中にメロディーがあり、ラ・ソ・ミの3音ですぐに歌うことが出来ます。
ＤＶＤ：上記の文図（文章を図示したもの）を活用し<視点を棒で示しながら歌わせる>ことにより、文を視覚的に体得出来るようにしたものです。最初に動詞の部分を歌い、次に初めから歌います。歌い終えたら、再び初めに戻り、今度は普通の文を読む形で言葉の抑揚を補助する形で言わせます。
これにより、助詞抜けや助詞の誤用を正し、正しい助詞の用法を体得出来ます。
ステップアップ POINT：
学習が進んだ段階では、ＤＶＤから離れ、文図を見て文を言わせたり、下の文図をかくして文を言わせたりすると効果的です。このように文図とＤＶＤの相乗効果により、発音の明瞭化と文（文法）の体得を促すことができます。
文法が体得できると相手や他人の話す文の意味を正しく理解できるようになり、ひいては自身の発話力の向上にもつながります。
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